猫の喜怒哀楽は「尻尾」「目の瞬き」「ゴロゴロ」「唸り」などからたくさんの思いを飼い主へ伝えているので、気になる行動をとっていると感じた際にはよく観察してみるといいです。
行動やしぐさ一つ一つに意味があるので、理解していると一緒に暮らす毎日が猫とのコミュニケーションに変わります。
自由奔放な猫ですが、飼い主へ甘えたいときや構ってほしい時などはもちろん、悲しい気持ちになっていることも見て理解することができます。
- 喜怒哀楽で理解できる気持ち
- 尻尾の動きでわかる気持ち
- 顔周りでわかる気持ち
- スリスリ甘えてくる気持ち
- 猫の寝る場所でわかる気持ち
- 日ごろの行いで分かる気持ち
- 頭突きで分かる気持ち
- 唸り方でわかる気持ち
今回の記事では猫の気持ちを理解できるように解説をしているので、飼い主へどんな感情を伝えたいのかを理解していきましょう!
最後まで目を通すことで、猫の言いたいことを感じていることの大半を知ることができるのでストレスのない日々を送ることができます。
尻尾で猫が伝えている感情とは?喜怒哀楽の気持ちを理解しよう!
- 尻尾で猫が伝えている感情とは?
- 直感的に来る猫の気持ちとは?
- 猫の寝方で好意を理解?
猫の尻尾は感情表現としての役割を果たすだけでなく、身体のバランスを保つためでもありますが、マフラーのような防寒作用もあります。
体温を保つことを大切にしている猫にとって、尻尾の役割がどれだけ大切なのかを知ることが最初の一歩です。
尻尾を見てわかるのは「喜怒哀楽」に加えて恐怖心などを理解することができるので、尻尾は一番感情が豊かです。
猫の尻尾の動きで感情を理解する!
飼い主へ甘えたい際には尻尾をピーンとたてて構ってアピールをしたり、尻尾がゆっくり動いていると際にはリラックスしているときなどを伝えてくれるので、どんな気持ちなのかを理解することができます。
機嫌が悪い時には毛が逆立つので、猫は正直な生き物だととらえることができます。
気持ちを理解したいと思ったらまずは尻尾を観察することです。
嬉しいと感じている時の尻尾
ゆっくりと尻尾をクネクネさせている時は、飼い主と遊びたいと伝えているので、思う存分構ってあげると、信頼性だけでなく友情を育むことができます。
真上に尻尾がピーンと立っている際も同様にうれしい気持ちを表現していますが、クネクネさせる際よりも多き表現してくれるのでわかりやすいです。
悲しいと感じている時の尻尾
元気のない様子を表しているので、叱られた後によく表現するのが尻尾をだらんと下げている際の気持ちです。
具合が悪い際も尻尾が下がっているので、原因が不明な場合は通院でちゃんとした状況を判断していくといいでしょう。
構ってあげたり、遊んであげると尻尾がクネクネ動いたりピーンと立つこともあるので、元気づけて行くといいです。
怒っている時の尻尾
激しく尻尾が動いているとも言えますが、座りながら尻尾が上下に動き床に叩きつける様子です。
ストレスを抱えている状態とも見受けられるので、無理に近づこうとして噛まれたり引っ掻くしぐさが見られるので、放っておきましょう。
恐怖を抱いている時の尻尾
防御態勢で体を小さく丸めている傾向があり、尻尾を両足の間に挟み込んで隠しているので、見てすぐに恐怖心があるとわかります。
大きな音(雷など)が起きた際に見られることがありますが、そのほかでこのような状態が見られる場合は、原因を探してあげることです。
興奮している時の尻尾
尻尾が震えているので、最初は驚いてしまいますが、興奮しているだけなので構ってあげれば落ち着きます。
落ち着きを取り戻せば、震えが止まるので嬉しい時の尻尾の動きに変わっていきます。
直感的に来る猫の気持ちとは?スリスリや顔周りで判断する!
- 尻尾で猫が伝えている感情とは?
- 直感的に来る猫の気持ちとは?
- 猫の寝方で好意を理解?
日常から猫と触れ合っていると、手元などにスリスリするしぐさが見受けられますが、直感的に伝わってくる愛情があるように言葉にしなくても伝わる感情があります。
飼い主の目を見ての瞬きやウインクは多くの飼い主をメロメロにしていることでしょう。
何も知識がなくても直感的に伝わる猫からの感情を正しく受け止めるにはどのような解釈をすればいいのかを解説していきます。
飼い主への愛情表現は直感的?猫が触れてくる箇所を見る!
急に猫が手元に向かってスリスリしてくると可愛らしい一面が見れたと喜びますが、舌で舐めてくる行動をとってきたらどのように感じますか。
猫が舌を使って手元を舐めるのは「毛づくろい」と同じ意味を示すと言われていますが、徐々に噛んでしまうということもあります。
直感的に愛情表現をする行為は猫は手加減を覚えることができないのか、正直に素直な行動が思いになってしまっているのかを詳しく見ていきましょう!
顔や手を舐めてくる猫の気持ち
猫は親や兄弟を舐めることで毛づくろいをするのですが、見知らぬ相手には絶対にしない行為として有名です。
毛づくろいの意味には汚れを取る他にも、精神を落ち着かせる効果があるので、猫側からの毛づくろいであれば好感度が上がっていることを意味します。
因みに、猫の毛づくろいは認めた相手にしかしない証拠ともいえるので、手元などを舐められたのであれば敵ではないと認識されたことに間違いはありません。
猫の瞬きをする気持ち
こちらを見つめて目をそらさないのは敵意があると見受けられ、じっと見つてからゆっくりと目をそらす行為は敵意が無いという表れになります。
飼い主側から猫を凝視すると、猫側から敵と勘違いされてしまうので、注意が必要です。
猫が飼い主の目を見つめながらゆっくりと瞬きをしたら愛情表現をしている証拠になるので、お返しにゆっくりと瞬きし返しましょう!
急に噛んでしまう猫の気持ち
猫と楽しく遊んでいた際に甘噛みや本気噛みをしてくる場合がありますが、ストレートに感情を表現してしまっただけなので、飼い主への恨みなどではありません。
血が出るほどの本気噛みをされたとしても、場合によっては加減を誤った可能性や加減の感覚を理解していない可能性があります。
噛み癖というのは仔猫の頃にじゃれて身に付くスキルなので、兄弟のいない環境で育ってしまうと噛み方がわからずにストレートに噛んでしまうことがあります。
スリスリと擦り付ける猫の気持ち
猫には独占欲があり、他の猫に取られたくないとマーキングをする習性があるので、スリスリして自身の臭いを付けているのは強い愛情があるからです。
スリスリされなくても、他の行動で愛情表現を示している場合もあるので、確認していくと理解しやすいです。
飼い主へのもみもみタイムのQ&A!
✅解説
↪︎子猫の頃、母親の母乳を飲む際におっぱいを刺激してミルクの出をよくしてから飲んでいました。
親猫と早くに引き離された子猫がよくやる仕草で、同時にヨダレやゴロゴロを鳴らしながらもみもみします。
✅解説
↪︎時には飼い主の服でよだれを垂らしてしまうことや穴を開けてしまうこともありますが、幸福なひと時なので許してあげましょう!
同居の動物にもみもみしていたとしても、相手がされるがままの状態であれば仲のいい証拠です。
✅解説
↪︎寝る前のストレッチのようなものです。
気持ちよく眠れるようにもみもみをルーティンにしているので、これから眠るんだぞと飼い主に伝えています!
猫の寝方で好意を理解?飼い主との関係を示す手がかり!
- 尻尾で猫が伝えている感情とは?
- 直感的に来る猫の気持ちとは?
- 猫の寝方で好意を理解?
猫の生活習慣は飼い主と共に送っているので、起きる時間と寝る時間が同じタイミングになってくると言われています。
飼い主が眠ると腕の中で睡眠を図る子がいれば、腕枕のように枕代わりとして仰向けで眠る子もいます。
寝方によって飼い主への信頼感や関係性がわかるので、飼い主を基準にどのあたりで眠っているで確認していきましょう。
腕枕で眠る猫は飼い主への信頼感とは?
警戒心がとても強い猫は人間の傍で寝る子とはしないのですが、稀に腕枕を使って睡眠に入る子がいます。
腕枕を使って眠るということは、睡眠時に猫の顔がすぐ傍にあるということなので、信頼感がなければすることはありません。
つまり、人間の顔に近づけば近いほどに信頼関係の築きが深いことを意味しているので、個体にもよりますが「命を預けてもいい」と伝えられているかのようです。
飼い主と母猫を勘違い!
飼い主のことを母猫と間違えることはあまりなく、飼い主は餌をくれる良い人と認識することが多いです。
猫は仔猫の時に母猫に寄り添って眠る習慣があり、その名残として飼い主の腕の中で眠りにつきます。
腕の中で眠っている猫がいるのであれば、母猫と飼い主を勘違いしている可能性があり、それほどに関係性が豊かだという証にもなります。
飼い主をマーキングしている!
猫の額と顎下には臭い線があるので、自分の縄張りだと主張するべく、至る箇所にマーキングを施している可能性が高いです。
飼い主がいる場所を猫の縄張りとして認識している場合がありますが、マーキングされているということは、信頼関係がなければあり得ないので、頑張って臭いを付けている猫を見守ってあげましょう。
飼い主の体周りで眠る猫!
腕枕のように真横方面で眠る猫は少なく、足の間や体の上や脇の下で熟睡する猫の方が多いです。
一緒に眠るという時点である程度の信頼関係は築けているのですが、どのあたりで猫が眠るかによって警戒心や立場の上下関係を示してくれているので、確認すると面白い結果があるかもしれません。
睡眠時は飼い主の足の間
始めは飼い主と一緒に睡眠していたとしても徐々に足の間へと進んでいく猫は珍しくありませんが、少し警戒している合図だと示しています。
100%信じられる関係ではなく、餌のくれる人止まりなので少し悲しいように思えますが、飼い主の寝相が悪いから安全地帯に避難しているという可能性も十分に考えられます。
人間の顔と猫の寝る場所の距離を保つことで、猫の居場所(安全地帯)を作ることから一般的に足の間で眠ることが普通だと言えます。
睡眠時は飼い主の体の上
飼い主の体の上で眠るのは立場上での話になり、上にいるものが偉いという形になるので、とらえ方的には猫の方が偉いと勘違いしてしまっているケースです。
餌をくれる人で立場は猫の方が上と感じていることの方が多いので、立場を逆転したい方はしつけを頑張ることです。
睡眠時は飼い主の脇の下
脇の下は飼い主のの顔から離れている距離ではないので、かなり信頼されているものとして受け取ってもいいです。
腕枕程とは言いませんが、かなり近い位置で眠っているので珍しい光景とも言えます。
猫と仲のいい暮らしができれいれば、脇の下で寝てくれる可能性が高まるので、日々猫との信頼関係を気づいていきましょう。